経験から学んだお金の管理

2年の間に貯金を使い果たし貯金という絶対的な安心を失って、更にスピリチュアルというファンタジーに入れ込んで借金をこしらえた。
この状態になる前は貯蓄に励んでいたし老後3,000万はハードルが高いにしても、1,000万は何とかなると思って頑張って貯蓄に励んでいたのに。

と言っても励みだしたのは50代から、それまでは高価な物を買う事に喜びを感じていて、服や靴、バック、アクセサリー、クレジット払い、支払い驚愕、お給料日引き落とし、お給料チーン、の繰り返し、どうしようもない奴。

お金を使うと自分にお金が回ってくる、お金の循環とか貯めなくても大丈夫などなどの本を読んだりして、貯めなくてもいいんだと甚だしい勘違い。
元来貧乏気質でお金を使うのが恐いくせに買い物依存症の如くお買い物大好きだった。

50代になって改心して貯蓄に励んだのに、またもやこの2年の間に持っているお金をバンバン使った、止められない、止まらない、だ。

しかし、現実をまともに見た
ファンタジーからも目が覚めた
残ったのはファンタジーへの返済だった

そこから辿った道のりはキューブラ―・ロスの「悲しみの5段階」だった。
いつかは完済できるお金の問題と人を失くした時に経験する悲しみと同様に考えていいのか分からないけれど、現実と向き合ってから今に至った心理はまさに「悲しみの5段階」を経ていた。

否認：現実を受け入れられない、この返済をしなければならないの？

怒り：騙された、どうして？

取引：神仏にすがりご先祖様にすがった。

抑うつ：朝から晩まで返済のことを考える日々、生活できるのかな

受容：現実を受け入れてやりくりを具体的に考えるようになった

暗いトンネルを抜けて光がパアーッツと射し込むまでこの段階を経てきた。
時間は掛かったが少しづつ私の考えは変化していった。

お金をきちんと管理していくことを決意

まず自分の持っているお金を数字にした。
銀行の残高を確認、財布に入っているお金、自分の財産を数字にした。
財産と言っても普通に考えると笑われる額、でも私はこの額を見た時嬉しかった。
殆どないと思っていたのにこんなにあったんだ、1か月のお給料の半分の額。
これが私の全財産、今でもこの数字を見ると涙が出るほど嬉しい。

　
次に家計簿に取り組んだ。
お金を使った日は家計簿を付けて収支合わせをした。
ピタッと合うから面白い。
この収支合わせの効果はすごかった。
余計な買い物をしなくなった。

2月からは食費1万円生活をスタートさせた。
あまり頑張り過ぎずに頑張った、結果、2月は13,240円。
いい調子、これならイケる。
3月が楽しみ。